10/28

叔母が白い洗面器に「みつこちゃん」と呼びかけ話しかけていたので何のことか聞いたら笑って明日教えてあげると言われた。その笑顔は不気味だった。夜になって布団に潜り込もうとしたらやたらにまわりを白い物体がうろちょろしてて、しかもよく見てみたら部屋中に鏡があって直感的にこれはみつこちゃんなんじゃないかなぁと思っていたら知らない人の声で「どうしたの?誰か他にいるの?」と言われた。みつこちゃんの名前をはっきり発音したらやばいかなあと思って「"み"から始まって"こ"で終わって間が"つ"の人かなぁ」と言い終わらないうちにみつこちゃんは白いお姉さんに具現化してにやついていたので『はははこやつめ』と苦笑いしながら腕をさすっていたら真ん中から柔らかく折れて折れたところからお餅みたいな血の固まりがどろりとでてきて指先から射精した。それらの排泄物をティッシュで拭って捨ててる間にいつの間にかみつこちゃんは消えていた。次の日になっても叔母はみつこちゃんのことを教えてくれなかった。