まいったね

寝転がっててふと気づいたら枕がやたらと肉厚っていうか誰かの膝または腿だった。首だけ動かして見てみたら頬杖ついて寝てる人の腿を枕にして私は寝ていたようだ。っうか先輩じゃね。やばくね。腿の持ち主はいつぞやか好きだった先輩だった。ちなみに制服を着ていた。流石に気まずくていろいろ頭を動かすけど腿もついて来る。演奏の本番が待っていたことを思い出したので立ち上がったら後ろから先輩に肩を叩かれて何か言われた。言葉は聞き取れなかった。振り返って先輩の顔を見るも二度と目を合わせてくれなかった。